第33回日本定位放射線治療学会

ご挨拶

木本 克彦

第33回日本定位放射線治療学会
会長 周藤 高

(独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院 副院長)

謹啓

 このたび、2024年6月14日(金)にパシフィコ横浜ノースにおいて、第33回日本定位放射線治療学会を開催させていただくこととなりました.

 本学会は定位放射線治療に関連する医療技術や診療,看護,放射線診断等に関して,脳神経外科医や放射線腫瘍医が頭蓋内病変や体幹部病変について熱く議論することができる数少ない貴重な場として定位放射線治療の発展に寄与してまいりました.現在でも新しい治療装置が開発され,照射技術とともに定位放射線治療は進歩を続けています.

 本会のテーマは,「定位放射線治療 更なる治療成績向上を目指して 次に考えるべきこと」といたしました.薬物治療の進歩に伴い悪性腫瘍患者の生命予後が延長し,良性疾患のみならず悪性疾患に対する定位放射線治療においても長期的な合併症を避ける必要性が増しています.本会を通じて定位放射線治療にかかわる最新の情報を皆で共有し,これを長期治療成績の向上に還元していただければ幸いです.

シンポジウムのテーマは,
 1.合併症を減らすための私の工夫
 2.定位放射線治療領域の多施設共同研究
 3.Immuno―Oncology(IO)時代の転移性脳腫瘍に対する定位放射線治療
 4.腹部腫瘍に対する定位放射線治療
とし,1,2は頭蓋内・体幹部共通のテーマとしました.是非とも放射線腫瘍医,脳神経外科医の双方にご参加いただき議論ができればと存じます.

 最後になりますが,活発な議論により本会が皆様にとって有意義なものとなり、多くの新たな知見を得られることを心から願っています.

 定位放射線治療に携わる医師,看護師,診療放射線技師の方等を含め,多くの皆様がご参加をお待ちしております.

謹白

2023年7月吉日

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